スタートアップビジネス・PRパーソンのためのオウンドメディア運営術(モチベーション維持編)1/3

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スタートアップする起業家で「PR力高いな」と思う方に出会うことがしばしばあります。バンク光本勇介さんとかアルの古川健介さん、投資家だったらCoral Capitalの澤山陽平さんとかとか。露出が上手いとかではなく、言語化能力がずば抜けて高い。ソーシャルメディアによってこの言語化能力が可視化されやすい状況が整ったのもあってさらに目立つんですよね。

この「言語化能力の高さ」に注目して、このような方々に共通している力を並べると

  • インプット能力。全部食べちゃう
  • アウトプット技術。書けるし巻き込める
  • 続ける仕組みを持ってる

あたりがあるなと。言語化能力が優れていると、人に伝える、理解してもらう効率がものすごくよいので、例えば会社のことを知ってもらって一緒に働きたい人や会社を見つけることや、自分から行かなくても向こうからやってきてくれる、そういう状況を作り出すことができるんですね。

結果的にリソースの少ないスタートアップでも勝ち抜ける。逆に言語化能力が著しく低い人は、全ての説明コストが高くついて大変効率が悪くなります。もちろんこれは起業家に限ったことではなく、ビジネスパーソン全てに共通する話題になります。

そして同時に、これらの技術やノウハウは、私たちが続けているブログメディアを書いたり、運営する方法にも通じるところがあるんですね。

ということで本稿では3回に分けて、ビジネス・PRパーソン向けのブログ術として、オウンドメディアの運営やブログに関するノウハウ、テクニックをまとめてみたいと思います。特にPOSTでも話題にしているコーポレート向けのオウンドメディア運営をイメージしてお送りします。

  • 初回:モチベーションをどう維持するか
  • 2回目:情報が勝手にやってくるインプット方
  • 最終回:言葉の魔法で人を動かす:アウトプットの技術

モチベーション維持は「エコシステム」で考えるべし

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早速最初の項目から。ブログの書き方とかその類の話題であまり触れられないのがモチベーション維持の方法です。テクニック的な話より何より最も大切なのは続けることです。感覚的な話ですが、情報には「リズム」みたいなものがあって、これを損ねると繋がりができません。

ではどうしたら続けられるのでしょうか。前述したような一人でなんでもやってしまうスーパーマンみたいな人はさておき、多くはチーム戦にした方が有利です。特に最初に作っておいて損がないのが「広聴システム」と「エコシステム」になります。

広聴の仕組みを作る→情報が集まる→経営陣が社内を把握しやすくなる→話題が増える→経営に好影響が出る→情報提供者の評価が高まる→さらに情報を提供したくなる→つづく

みたいなサイクルのことです。詳細はインプットの箇所でもお話しますが、スタートアップというのはとにかく社内の情報収拾の仕組みが貧弱です。営業やマーケティングで実施している話題が経営陣に届かず、とりあえず増資したからその話題だけみたいな「ストーリー抜き」のニュースを拝見することがたまにあります。

情報を提供する側になるためにはまず、このように情報が集まってアウトプットされるまでの仕組みを作る必要があり、さらにこのサイクルを回すことで、自然と関係者が増えていき、加速度的に情報の受発信が増えることに繋がります。

こうやって社内を起点に関係する人たちが情報を出すことで得をするエコシステムを作ることができれば、当然そのサイクルの中心にいる人への信頼度、期待値は高まり、それが仕事への評価やモチベーションに繋がる、という理屈です。仕組みは会社や立場それぞれで異なりますので、自分なりのエコシステムを考えてみるとよいと思います。

ちなみにTHE BRIDGEは「スタートアップする人たち」を大きな枠で考えて、投資家や起業家の方から情報を集める広聴の仕組みを作りました。結果的に情報は自然と周囲からもたらされるようになり、それらをアウトプットすることでさらにその輪が広がる仕組みになりました。

次回はインプットの技術、特に広聴の仕組みづくりについて整理してみたいと思います。

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